【現役・視能訓練士の本音】やりがいや魅力はどんなこと?

視能訓練士が眼科の検査をする 視能訓練士

視能訓練士って、給料も低いし、知名度も低く立場も弱い。一体どんな魅力ややりがいのある仕事なのかと感じることがあるのではないでしょうか?

そこでここでは視能訓練士のやりがいや魅力、視能訓練士として働く良さについて書いていきます。

多くの人は「人に認めらる」「やりがいを感じる」ことで仕事のモチベーションがあがるので仕事に魅力を感じることは大切です。不満だけでなく、良さがあることも気づいてもらえたら視能訓練士として頑張って働けるので、やりがいや魅力を知るためにもぜひ最後まで読んでみてください。

【自己紹介】

歴約15年の現役視能訓練士です。

正直、毎日が単調ではあるように感じてますが、ふとしたときにやりがいを感じる日々です。

これから視能訓練士を目指そう・視能訓練士としてやっていく原動力が欲しい方にぜひ読んでもらいたいです。

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視能訓練士のやりがいとは

視能訓練士のやりがい

情報の80%は眼から得ていると言われるくらいとても重要な組織で、人々が快適に生活する上で欠かせない大切な器官です。

その大切な眼に関して眼科での検査やそれにつながる医師の診察、そして医師の判断のもとでおこなう患者さんへのメガネや訓練、見る事に対してのアドバイスなどができる視能訓練士の仕事は眼を守ることに大きく関与するゆえに感じるやりがいも多くあります。

患者さんに喜んでもらえる

視能訓練士は子供の眼の訓練にも関わりますが、ご両親や子供と共に頑張ったり悩みに相談にのったりなどの歩みを共におこなうためかなり近い距離で患者さんと接します。その際どんどん視力が出たり斜視を改善できたりなどと言った過程に大きく関与するため患者さんにはとても感謝されますし、自分自身もとても大きな喜びを感じます。

また、白内障は手術をすると良く見えるようになることがほとんどなので患者さんにはとても感謝されます。手術をするのは医師ですが、視能訓練士は手術のための検査だったり眼内レンズの選定に関わるため、直接感謝されなくても患者さんの喜びの裏に視能訓練士の努力もありますので喜んでいる姿を見ると嬉しくなります。

常に勉強、自分が発信できることもある

医療は日々進歩するため、覚えたら終わりではなく次から次へとどんどん新しい情報を仕入れて勉強に励む必要があります。新たに知ったことを現場で実践、患者さんに良い結果をもたらせた時は嬉しく思いますし、時には自分が関わった研究が世の中の考え方に影響することもありますので、そんなときはやりがいを感じます。

医師の診察に関わる重大な責任

検査をおこなうだけで簡単なようですが、眼科検査はおこなう人が違うだけで検査結果が変わることはよくあります。そのためより正しい検査結果を素早くおこなうことができるかによって医師の診察も変わってきますので視能訓練士は責任重大です。大変ですが、その分眼科医療に大きく関わっている事、自分のおこなう検査次第で良くも悪くもなるため腕をあげるたびにやりがいを感じるようになります。

多くの場合は、患者さんに感謝されたり、症状が良くなっている場面を見るとやりがいを感じるのではないでしょうか?

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視能訓練士の大変なところ

視能訓練士の大変なところ

やりがいがある中で、もちろん苦労や大変なこともあります。ですが大変なことも乗り越えることでやりがいに繋がります。

制度の高い結果を出すことは簡単ではない

眼科も機械化されているものもあり誰がおこなっても同じ検査結果を出す場合もありますが、それでも機械ではなく人でないとできないこともありますし、機械の使い方次第で結果が変わることもあるので視能訓練士の腕によって検査結果が大きく変わることはよくあります。

そのため、その技術を習得するまでに時間はかかりますし簡単なことではありません。だからこそ自分のスキルがアップしていくと自分が「眼」に関われるように感じ、やりがいにつながっていきます

常に勉強が必要

どんどん出てくる新しいことを知って取り入れることは、常に勉強が必要なのでとても大変です。

卒業して数年経つだけで色々なことが開発されたりするので、現場でしっかり働いていくには勉強は不可欠なので人によっては辛く思う方もいるかもしれませんが、上には上があるのでいつまでも新しい事を知ることでのやりがいはあります。

要領良く動くことが求められる

検査を手際良く進めていくには眼の疾患についてしっかり理解し、検査中も見落としてはいけない項目やそこまで重要ではない事などを咄嗟に判別して検査していかなくてはなりません。

一から十まで丁寧におこなえば良いものではないので知識と技術、要領の良さを兼ね備えていないと正しい結果が出せないので、結果をきちんと出せるようになるまで時間がかかる分、その努力をやりがいに感じることもあります。

簡単な仕事のように見えますが私たちが出す検査結果は責任重大ですし、長年働いているからといって完璧になることはないです。

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視能訓練士が働く条件の良さは?

視能訓練士の良さ

やりがいだけでなく、視能訓練士と職業として働くスタイルでの良さもいくつかあります。

残業が少ない

働く職場によりけりですが、多くの職場では残業が少ないと言われています。プライベートも大切にしながら仕事ができる職場が多い印象です。

夜勤がなく日勤のみ

医療職は夜勤をする人が多くいますが、視能訓練士が夜勤をすると聞いたことがありません。

結婚や出産を経ても女性は働きやすい

結婚や出産を機に働き方を変えなければならない事もありますが、資格があるので再就職もさほど難しくなく、日中のパートの募集も多いので必ずしも正社員でなくても働けます。

そのため環境の変化があっても働く場所に困ることはあまりないように感じます。

命に関わる責任の重い仕事ではない

医療職ですと命に関わる仕事内容だったり責任が重いと思われがちですが、視能訓練士のは仕事は検査が中心ですので責任ある仕事はもちろんしますが、命に関わる内容までのことはおこないませんので他の医療職よりも負担は少ないです。

人によっては物足りないと感じる仕事内容かもしれませんが、プライベートも大切にしながら働くには他の医療職に比べて働きやすいように感じています。

やりがいを感じるように働くには?

視能訓練士のやりがい

やりがいは様々な場面で感じることができますが「患者さんの喜ぶ顔」を近くで見たときがよりやりがいを感じる傾向があるので、どんな時に患者さんの喜ぶ顔が見れるかを挙げていきます。

斜視弱視の分野を頑張ってみる

視能訓練士にしかできない分野だと言っても過言ではない、斜視弱視に関わると良いでしょう。

弱視が改善され視力が出てくる過程や、斜視訓練で眼の位置の悩みを解決できる時、小さい子供に眼の異常があっても治療の方針を立て改善させていく技術は視能訓練士にしかないと言ってもいいです。

誰にもできないことを自分がおこない、改善を患者さんと喜べるので特にやりがいを感じる分野のひとつです。

ロービジョンの分野を実践してみる

ロービジョンは今後需要が増えると言われている分野ですが、ロービジョンをよく知る視能訓練士はまだまだ少ないです。

ロービジョンの方が生活の中で少しでも自分の眼で物をみることができるように、遮光眼鏡やルーペ、拡大読書器の選定や使い方の指導から、自宅訪問して生活のサポートをしたりすることもあります。少しでも見えるように、生活がしやすくなるようにサポートすることで患者さんの喜びを感じることができます。

研究に関わってみるのも良し

これは直接患者さんの喜ぶ顔を見れるわけではありませんが、例えば斜視弱視の分野で「こんな結果が出た」と研究を発表する事で、他の視能訓練士がそれを取り入れ実践に活かし様々な患者さんを間接的に満足してもらえるようになることもあります。

医療は日進月歩で立ち止まることはありません。自分の研究が未来の誰かを救う可能性もあるので人によってはやりがいを感じる分野でもあります。

まとめ

視能訓練士のやりがいや魅力をお伝えしました。

色々感じることはありますが奥深く楽しい仕事ですので、もしこれを読んで視能訓練士に興味を持って目指してくれる人がいたら嬉しいです!

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